都内通勤とサーフィン。千葉市・蘇我に住むという選択

海が好きな人やサーフィン、ボディボード、最近ではSUPをされている方など、一度は思ったことがあるのではないでしょうか。

海の近くに住んで、毎日海に通うライフスタイルを実現したい!

でも、職場への通勤、家族の希望、子供の教育環境の方向性などでなかなか実現できない方も多いと思います。私もその一人です。

私は都内に勤務するサラリーマンで、小学校就学前の二人の子供がいます。妻は「ほどほどの都市がいい。車を利用しないといけないような田舎暮らしや嫌。虫も嫌い。」という希望がありました。そのため、これらの条件をクリアするための折衷案も模索した結果、、

千葉市・蘇我に住む という選択となりました。

本日は、都内通勤が必要だけど、海にも行きたい。でも、海の近くには住めない。という方向けに、一つの選択肢としてご紹介します。

サーファーが一度は考える「海の近くに住みたい!」

これは誰もが思うことだと思います。海の近くに住んで、毎朝、海に入って、海辺を散歩して、犬と一緒に、地元の新鮮野菜でオーガニックなライフスタイルで、流れる時間もスローでチルな時間を、、

ただそこに立ちはだかる障害がいくつもあり、その代表例が通勤です。

都内に職場がある場合、通勤だけを考えれば、東京、神奈川、千葉、埼玉などで30分圏内で住まいを選択することも十分可能ですが、この条件に「海の近く」が加わるとハードルが上がります。

選択肢としては、以下でしょうか。

  • 鎌倉
  • 藤沢
  • 辻堂
  • 茅ヶ崎
  • 上総一宮
  • 東浪見

通勤する場所にもよりますが、乗車時間は1時間前後と、30分圏内とはいかないものの許容できる範囲のように思えます。これらのエリアに住まいを構え、都内通勤されている方も多数いらっしゃると思います。そのため、詳しい情報はその方たちに譲るとして、ここでは触れません。

海の近くに住むことを断念しながら、それでもサーフィンしたいと模索した経緯をご紹介したいと思います。

憧れの鎌倉方面で検討

北鎌倉駅を超えたあたりから感じる緩い雰囲気。歴史的なお寺やおしゃれなカフェ。鎌倉駅を降りると雰囲気が最高で、最初は鎌倉駅一択で検討しました。鎌倉駅より南に住めば自転車などで海に行くことができ、東京駅まで乗り換えなしで57分(横須賀線)と最高の条件に思えました。

ですが、結果は条件が合わず断念しました。

  • 鎌倉駅近くのファミリー物件(70㎡以上)が少ない
  • 現実的な選択肢だと、通勤時間が1.5時間を超えてしまう

上記以外にも家賃相場が高めで、家計を圧迫してしまうことや、海が激混みで、波が取れそうにない点も逆風となりました。

千葉方面で検討

千葉県の外房に位置する一宮エリアはサーフィンのメッカで、上総一宮駅はとても魅力的なエリアに感じました。コンスタントに波があることでも有名で、都内通勤されている方も多く、自治体の移住サポートも手厚いという素晴らしい条件です。JR外房線で東京は約1.5時間。特急であれば約1時間。家賃もオリンピック効果で値上がりしたものの、鎌倉方面と比較すると非常にリーズナブルでした。

早速、家族で相談しました。

田舎のおおらかな雰囲気の中に都会のようなおしゃれさがあり、朝のサーフィン前にコーヒーを入れてくれるカフェがあったり、パタゴニアがあったりと町の環境はとてもいいなという意見で一致しました。一方、車の利用が前提となる暮らしやいわゆる「都会のショッピング」が出来ないこと。万が一、私が単身赴任になった場合、地縁がない場所でのワンオペ育児などが懸念点であり、妻は不安感のほうが強いという考えでした。

私も仕事の関係で接待や新幹線・飛行機での移動もあることから再度考えることに。もし池袋で接待があった場合、終電が22:15で、約2時間かかるなどを考慮すると、「やっぱりハードルが高い」ということでこちらも諦めることに。

ベストバランスを求め蘇我をチョイス

これらの事情から、海の近くに住むことは諦めたのですが、サーフィンに行ける環境はなんとか死守したいと思い、いろいろと調べた結果、京葉線の最終駅である蘇我駅を最寄り駅とするエリアを選択しました。ここであれば、東京まで特急で35分。海(片貝エリア)まで1時間弱。どちらも少し遠いけど、ストレスにならないレベルと判断しました。その後、1年半住んでみてのレビューを含めご紹介していきます。

蘇我とはどんなエリア?

千葉市中央区今井にある蘇我駅は、JR外房線・JR内房線・JR京葉線の駅です。内房線と京葉線の始発駅で、房総方面の入口として多くの人が利用しています。 主な駅のアクセスとして、千葉駅・京成千葉駅までは約6分、西船橋駅までは約26分。 駅の東側にはスーパーマーケット「マルエツ」「生鮮卸値市場トップマート」「ベルクフォルテ」があり、買い物に便利です。 当駅はスタジアムやアリーナを持つ「蘇我スポーツ公園」の最寄り駅で、ここではサッカー、野球、テニスなどが楽しめます。

不動産情報サイト「at home」

JR千葉駅も近く、何か買い物するときも不便はありません。また、サッカーなどのスポーツする子供の姿や公園などで遊ぶ子供も良くみるため、身体をよく動かす環境は整っているという印象です。

都内までの通勤は?

引用:keiyo-sen.com

蘇我から東京までは、各駅停車:50分強、快速:40分強、通勤快速/特急:35分です。特急は特急券が別途必要になり、自由席で510円、指定席:1030円がかかります(22年7月時点)。

私は移動中に本を読んだり、作業をしたいことから特急を利用しています。「えきねっと」というJR東日本が提供しているアプリから予約すると、特急指定席が1030円⇒670円になりますので、自由席と併用して通勤しています。

6時台
 特急2本、快速2本
7時台
 特急1本、通勤快速2本
8時台
 特急2本、快速1本

これ以外に各駅停車があります。有楽町にある職場へ行くので、ベストに近い環境です。特急であれば、蘇我の次に停まる駅は終点東京という便が多いため、とてもストレスが少ない環境で満足しています。

混み具合は、特急であれば、6-7時台の自由席は満席。指定席は当日予約可能といった印象です。通勤快速、快速は座れませんが、つり革にはつかまれるケースが多いです。通勤快速は蘇我-新木場間に停車しませんので、20分程度は停車しないため、乗降りでのストレスは少ないです。

サーフィン環境は?

片貝エリアであれば1時間以内で行けます。松ヶ丘インターが近くにあり、すぐに高速に乗ることができ、そこから東金インターまで。高速で渋滞に巻き込まれることはほぼありません。

一宮エリアにも1時間以内です。南房総エリアは東関東自動車道を利用し、1.5時間程度でアクセス出来ます。

毎日通うのは難しい面がありますが、週末の午前中だけサーフィンする。仕事で半休を取得してサーフィンにいくなどが可能な環境です。

在宅勤務が可能であれば、「子どもを8時に幼稚園に送り、そのまま海へ。11時過ぎまでサーフィンして、13時から在宅勤務」。これも可能です。

特にいいなと思っているのが、京葉道路「穴側IC」付近の渋滞に巻き込まれないことです。穴川IC手前で降りるので、渋滞に巻き込まれず移動時間の計算がしやすい点が気に入っています。

家族の感想は?

妻の意見はこんな感じでした。

  • アリオなどのショッピングモールがあって、買い物はしやすい。
  • ほどよく都会でほどよく田舎。
  • 青葉の森公園など、魅力的な公園がある。
  • おしゃれさはない。特にカフェが少ない。ラーメン店、肉料理店がとても多い。
  • ファミリー層が多い印象で、若者が集う街ではないかも。
  • コロナの影響で郊外(蘇我)に移住する方が多く、良い賃貸物件はすぐ埋まってしまう。
  • 電線が多い。
  • 保育園、幼稚園は第一希望は難しいが、まったく入れない。というレベルではない。

蘇我に住むデメリットは?

ここまでは蘇我エリアのポジティブな情報を中心に記載していましたが、デメリットだなと思う点もご紹介します。

ゆっくりくつろげるお店が少ない

名古屋から移住してきたせいもあるかもしれませんが、喫茶店によく通う習慣があります。蘇我エリアでは喫茶店も少ない印象で、まだ自分のお気に入りのお店は見つけられずにいます。

車が必要

電車及びバスを中心とした公共交通機関のみの利用は、子育て世代には厳しいと感じます。特に病院や子供の送り迎えには車を利用している方が多いと感じます。車をあまり運転したくない方には不向きかと思います。

飲み歩きなど夜遊びには向いていない

駅の近くには複数の飲食店があり、十分に楽しめますが、繁華街というエリアはないため、「はしご酒」して朝まで飲むなどには向かないです。

エリア、風向きによっては、粉塵やにおいが気になる

海沿いの工業地帯からの粉塵、臭気が風向きによっては影響が出る場合があります。飛散対策は継続的に行わており、年々飛散量は減少しているとの公表もありますが、気になる方は海から少し離れたエリアを選択すると良いと思います。

まとめ

なんらかの事情で海の近くに住めない、東京近郊にお住まいのサーファーの方に向けて、情報を共有させていただきました。都内通勤とサーフィンライフのバランスが良いエリアだと思いますので、みなさまのご参考となれば幸いです。

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