ノーコードで検証!解体業×構造計算サービスをGoogle広告でテストしてみた
解体工事向けの「構造計算代行」にニーズはあるのか? ノーコードのSTUDIOでLPを作り、Google広告で2週間テストする実験を始めました。この記事では、着想の背景と検証の設計、そして初期段階でのつまずきと工夫を共有します。

なぜ「解体業×構造計算」に注目したのか
きっかけは、ゼネコンの管理技術者から解体業の積算担当へとキャリアを移した知人の話でした。解体の見積もり・積算では構造計算を求められる場面は多くないものの、安全性の観点からゼネコン側が要求するケースが確かにある。一方で、解体業者からすると「一般的な構造計算会社に出すとオーバースペックでコストが合わない」「かと言って社内で素人計算はリスクが高い」というジレンマがあると分かりました。
つまり、“過不足のない、解体に適した構造計算”の型が見つかっていない。このギャップを埋る余地があるのではないかと考え、「解体業専門の構造計算代行」という仮説検証に踏み出しました。
スモールビジネスとしての検証アプローチ
私は会社に属しつつ個人でも小さな実験をしています。限られた時間とリソースを踏まえ、今回はインターネット経由の獲得に絞って検証することにしました。設定した仮説は2つです。
- 解体業向け「構造計算代行」へのニーズは存在するか?
- そのニーズは、インターネット広告で獲得できるレベルか?
検証方法はシンプルです。ノーコードのSTUDIOでLPを作成し、Google広告(東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県を対象)で2週間出稿。LPの「無料相談」ボタン到達(CV)を主要指標に反応を見ます。
テストを進めて感じた苦戦と工夫
STUDIO:制作は速い、計測はつまずきやすい
STUDIOはテンプレートが充実しており、数時間でLPを形にできました。画像は生成AIで用意し、ノーコードでも十分に見栄えを出せます。一方で、GA4でのCV計測につまずき、時間内に解決できず。代替としてSTUDIOの有料プランに切り替え、内蔵の解析で「訪問数」と「無料相談ページ遷移数」を可視化しました。目的は達成したものの、今後はGA4を正しく使いこなすことが課題です。
(参考)以下がstudioのアナリティクス画面(最低限計測したい内容は網羅)

Google広告:セットアップは簡単、最適化は奥が深い
キャンペーン作成〜キーワード選定〜広告文・画像設定まではスムーズでした。ただし効果最大化には継続的な試行が必要。専門領域ゆえ表現の精度も成果に影響しそうで、入札・キーワード一致タイプ・広告文のABテストなど運用で磨いていく前提だと感じています。
まとめ──ニッチ市場をどう見つけ、どう動くか
今回の取り組みで強く感じたのは、まず動いて確かめることの大切さです。ヒアリング以外にも検証手段は多く、実行すれば成功も失敗も早く分かる。結果が出ない状態で思考だけを巡らせるより、小さく量をこなすほうが前に進めます。
また、広告費のように自分のお金を投じると本気度が上がり、学びも深まります。成果が出なくても「検証コスト」と割り切り、次の改善へつなげる姿勢が重要だと実感しました。今回は初回の記録。次回は広告の反応やデータをもとに、仮説の当たり外れと改善ポイントを共有します。
次回予告: キーワードの見直し、LPのファーストビュー改善、CV計測のGA4移行、地域別の反応比較などを予定しています。






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