やってみてわかった。副業のお金以外のメリット

月1万円でいいから給料以外の収入がほしいと思って始めた副業。実際やってみると、会社勤めでは得ることが出来ない経験やマインドセットを学ぶことができ、意外にも本業に活かせることに。

結果的には新しい部署へ異動ができ、新しいキャリアが得ることが出来ました。「まだ副業始めてないけど、興味はある」「いまの会社勤め一本でやっていく！」と思っている方にもぜひご覧いただきたい内容です。それでは、副業をやることで得た〇つのメリットをご紹介していきます！

１．起業家の思考を体感できる

起業家のマインドは、労働者のマインドセットとは多くの点で異なっています。例えば、労働者がより多くの収入を得る必要がある場合、履歴書を書き、より高収入の仕事を探すことが多いでしょう。しかし、起業家的な考え方を持つ人は、ビジネスを始めたり、成長させたりすることでお金を得る方法を探します。副業というレベルでは完璧な投資家マインドを手に入れることは難しいですが、そのマインドを体感するキッカケにはもってこいです。

２．”失敗は成功の元”が深く理解できる

作家で起業家のロバート・キヨサキ氏は「私は、一度もお金を失ったことのない金持ちに会ったことがない。しかし、私は一銭も損したことのない多くの貧しい人々に会ったことがある。」と言っています。不確実性が増しているこれからの時代には、なおさら「早く失敗し、改善していく力」が必要となります。失敗の一つひとつが、成功への足がかりとなるのです。有名な発明家トーマス・エジソンは、「私は失敗していない。ただ、うまくいかない方法を1万通りも見つけただけ」と言っていたことがようやくなんとなくわかりました。

３．”投資する”とは何かが経験できる

「投資」と聞くと、株式投資しか思いつかないのは私だけではないはずです。自己投資という言葉も良く聞きますが、海外旅行に行く口実に使うぐらい。たまに自己啓発本を読んでは、その瞬間だけモチベーションが上がるも1週間後にはまたいつもの日常という状態でした。

　副業と始めると、事業に取り組んでいる時間と収益は比例しません。「何十時間も頑張っているのに収益ありません、、」という状況が良く起きます。ただし、将来収益が出た場合にはその分は自分の利益となります。この点がお給料ももらうこととは大きく違います。「将来伸びる、成長するために種を植える」ということが投資であるという点に気づくことができました。

４．独立心が身につく

自分で事業の場合、上司の指示に従う必要もないですし、お金をどうように使っても構わないです。利益が出れば、そのお金は全て自分のものです。その代わり、発生したトラブルや損失は全て自分で対処する必要になります。これらのことは、あなたを本気にさせる力をもっています。会社では「組織に属し、チームで社会を変えていく」という魅力がありますが、個人の力、スキルがあってこそのチームです。独立心を持ったプロフェッショナルは企業であれ個人事業であれ、大きな成果を上げるために必要なことです。

５．自責思考が定着する

成功する起業家の自立した考え方は、全責任を負うことから生まれます。起業家は、自分の人生の状況を他人のせいにするのではなく、自分の責任で改善することによって、自分自身を力づけるのです。失敗、成功、生活環境……何でもいいんです。たとえ自分のせいでないことでも、その責任を取ることで改善する力が生まれます。

６．一歩踏み出す勇気

ビジネスを始めるのは簡単ではありません。有名な経営コンサルタントであるピーター・ドラッカーは、”成功したビジネスはいつも、誰かがかつて勇気ある決断をしたときである “と言っています。しかし、これは起業家が恐れていないわけではありません。活動家で元南アフリカ大統領のネルソン・マンデラ氏は、”勇気とは恐怖がないことではなく、恐怖に打ち勝つことだと学んだ “と説明しています。「やってみよう」の精神は幸福度を高めるという研究結果もあるので、一歩踏み出した後もどんどん歩み進めていきたいですね。

７．学びに焦点が当たる

SNS、Netflix、ゲーム、小説を読む、友達と遊ぶなど、多くの人は余暇に娯楽を求めます。しかし、自己成長を求める人は、その時間をスキルアップ、自己啓発に充てています。副業をすると、「何か必要で自分には足りていないのか？」が具体的にわかります。思い知らされると言い換えても良いかもしれません。そのため、単に自己成長したいと思っているときよりも、必要なスキルにフォーカスして学ぶことができます。

８．何才でも成長はできると実感できる

スタンフォード大学の心理学者キャロル・ドウェック博士は失敗を研究し、”20年間、私の研究は、自分自身に採用する見方が、人生を導く方法に深く影響することを示している “と述べています。具体的には、マインドセットには大きく分けて「固定型」と「成長型」の2種類があることを突き止めたのです。固定観念を持つ人は、自分が比較的永続的な存在であり、あまり変わることはないと考えています。一方、成長型は資質は努力次第で伸ばすことができるという思考です。もし、あなたが成長型だとしたら、今、力を注いでいることそれ自体に意義を見出すことができるでしょう。それが結果的に成功の確率を高めます。成長型は自分が人間として成長し、新しいことを学び、新しいスキルを身につけることができると信じています。継続的な努力によって、なりたい自分になれると信じているのです。

９．フィードバック

フィードバック。それは、顧客や周囲の関係者、家族などの人から得るものや客観的事実（利益や売上、その他）から得ることが出来ます。そこから学ぶことが、改善プロセスを加速させることを感じることができます。

顧客からの指摘はクレーム、周囲からのそれは説教と捉えてしまいがちですが、それをフィードバックと理解し、改善のための役立てましょう。そうすること事業が上向く可能性が高くなります。フィードバックをベースに改善を繰り返せばもっと良くなるはずなのに、「自分がいかに正しいか、素晴らしいか」を正当化するために時間を浪費している人が多いと思います。それでは、短期的な満足は得られますが、長期的には改善が図れず失敗することになるため、最終的な満足は下がってしまいます。

まとめ

以上、副業をやってみて、お金を稼ぐ以外の効果についてご紹介しました。人生100年時代と言われるこれからは、どこかのライフステージで企業に属さない働き方を選択するケースが増えていくと思います。そのときに、「早くから自分の事業をやっていた人」と「これから始める人」では大きな差が生まれると感じます。将来に向けた準備の意味も含めて、小さく副業を始めてみることをおすすめいたします。ありがとうございました。