「使えないオジサンにならない」文系サラリーマンのビジネススキル5選
この記事では、文系出身で営業or事業開発のサラリーマン属性の方を対象にしたビジネススキル20選をご紹介します。
突然ですが、「会社で使えないオジサン」と言われる危機感を持っていますか?私は持っています。いわゆる”使えない”認定をされてしまうと、自分が軽んじられ、職場の人間関係に大きく影響されることを多く見てきました。また、面白い仕事や今後のキャリアにつながりそうな業務は出来ず、ルーチン作業中心の業務で日々が終わっていく、、 こんなことも見てきました。
「大リストラ時代」という言葉も最近使われるようになってきたことが表すように、日本企業でもリストラが進んでいく兆しがあります。民法上では一方的な解雇ができないものの、希望退職者を募り、人員整理をする企業も増えています。特に40~60代の従業員は給料が高い傾向にあり、「45才以上の方の希望退職を募ります」と年齢を特定した希望退職通知を発表する企業が多い傾向です。
「セルフ・プロデュース支援制度」「ライフプラン選択支援制度」と言い方はいろいろですが、要は規模退職を募っているということです。2022年には富士通が3,000名規模のリストラを発表しています。
「自分の会社ではリストラなんてないだろう」「自分には関係ない」と思っている方もいらっしゃると思いますが、”自分だけは大丈夫”という思い込みから来ている可能性があります。これを正常性バイアスと言うのですが、人間誰しも持っている思考の偏りです。
この記事では、文系サラリーマン(私がそうです)に焦点を充てたビジネススキルをご紹介しますので、一度ご自分のスキルの棚卸しに活用いただけると幸いです。
マネジメントスキル
40代以降となれば、管理職を経験されている方も多いでしょう。チームのポテンシャルを最大化することは企業が求める最重要項目の一つです。最近は定期面談だけではなく、1on1を導入しコミュニケーションの促進を促す企業や、経産省が推進している「健康経営」に取り組んでいる企業も増えつつあり、チームのモチベーションや生産性向上への貢献が重視されていく流れにあります。
- 目標の設定
- マイルストーンの設定
- リスク管理
- 予算作成、進捗管理
- 組織編成
- 優先順位の決定
- チームのモチベーション維持
- メンバーの体調・メンタルの把握
コミュニケーションスキル
チーム内でのコミュニケーションだけではなく、上司や幹部層、他部門とのコミュニケーションも業務を進めるうえでとても重要であることは共感いただけると思います。また、顧客、見込み客、パートナーといった社外の方との円滑なやり取りも事業拡大には欠かせません。VUCAの時代と言われるように不確実性が高まっている現代では、プロトタイプを市場に出してみて顧客の反応を得るといった仮説検証型の取組みが必要です。これを実現するためのえ手段として、PoCや共創に取組みが今後さらに増加する可能性があります。この場合には、さらに高度なコミュニケーションスキルが求めれることになります。
- インタビュースキル
- ビジネスライティング
- パブリックスピーキング
- ブレーンストーミング
- ファシリテーション能力
交渉力
「日本人は欧米に比べ交渉が下手」とよく聞きますが、これは和を重んじる日本人の気質によるところなのかもしれません。また、欧米では交渉に関する知識を学べるところも多いのですが、日本ではまだまだ少ないように感じます。そのため、交渉というと「ここは強気で」とか「ここは泣き落としで」など、テクニックに偏った方法論が多くなってしまっています。これは格下の交渉相手であれば通用するかもしれませんが、格上の相手から好条件を引き出すことは難いです。「自分が持っているカードで、いかに格上の相から良い条件を引き出すか」ということが交渉力として求められます。
- アクティブリスニング
- 個別化思考(相手を理解する力)
- 問題の本質の発見能力
- 相手と自分のパワーバランスの見極め
マーケティング・営業スキル
事業を展開し拡大していくためには売上と利益が当然必要です。これをもたらしてくれるのが顧客ですので、お客様を集め、契約してもらうことがとても重要です。これを極めれば、どこからも引っ張りだこですね。特に最近は営業もデジタル化が進んでおり、これにフィットしたスキルを習得出来れば、人材価値も大きく上がるはずです。情報化社会の発達で顧客の購買行動も昔とは変わってきており、「顧客がベンダーへ連絡した時点で、すでに67%の意思決定が完了している」とのデータもあり、顧客のアクションを早期に発見することがさらに重要になってきています。
- マーケティング戦略立案
- デジタルマーケティング
- オンラインセミナー/ミーティング
- 検索エンジン調査
- インサイドセールス
- カスタマーサクセス
- リード(見込み客)の管理
ITスキル
業務効率化はもちろん、リサーチ、分析などもコンピュータに頼るところが非常に大きいかと思います。また、顧客とのやりとりにおいても、一定のリテラシーが必要になります。「slackでチャットして、miroでアイデア出し、zoomで打合せを行い、googleスプレッドシートで協働して書類を作成する」といったことも一般化してきています。ぜひ身につけておきたいスキルです。
- オンラインミーティングツール
- 顧客管理(CRM)ツール
- マーケティングオートメーション(MA)ツール
- チャットツール(slack/teamsなど)
- データ分析ツール(タブローなど)
- マーケティングオートメーション(MA)ツール
- セールスイネーブルメントツール
まとめ
この記事では、営業or事業開発のサラリーマンの方に向けたスキルについてご紹介しました。私も書きながら「このスキルが不足してる」と感じる部分も多くありました。40代も楽しく駆け抜けるために一緒にスキル習得をしていきましょう!
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